その南にある大きな島は、太陽の光がふりそそぎ、たくさんの木が生い茂っています。
森には果物があふれ、いつも鳥たちの歌ごえがきこえます。
それがやんだと思うと静かに雨がふりはじめるのでした。
雨は次第に激しくなり、大雨になることもあります。
大風が吹くこともあります。
そして嵐の後には何事もなかったかのようにお日様が顔を出し、光がふりそそぐのでした。
その島には大きな岩がありました。
ある日、その岩がぱっかりと二つに割れたのです。
そして岩の中から一人の男と一人の女が現れました。
この島はじめてのにんげんでした。
人間は増えていきました。
海を越えてやってくる人間もいました。
島は人間で満ち溢れました。
そして、その人たちの数だけたくさんの歌が生まれました。